fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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老いと生存

 

◯今年亡くなった人

やや、芸能関係中心になりますが、私の主観的距離感順で

坂本スミ子84、李麗仙79、さいとうたかお84、ジェリー藤尾81、柳家小三治81、千葉真一82、 笑福亭仁鶴84、橋田嘉賀子95、田村正和77、中村吉右衛門77、小林亜星88、田中邦衛88、立花隆80、、、、

 

〇高齢化の意味 

生物は、老いてまで生きることはあまりありませんが、人間は、違います。年寄りの知恵は、このサービス業全盛かつネット社会では、さほど重要ではなくなってきました。長老、ご隠居は、年齢だけで畏敬をもたれることもなくなりつつあります、

 

〇ハンディキャップ理論 

南米のホエザルの大きな声と睾丸の大きさは反比例だそうです。生き抜く力を無用の長物で示すのは、なぜでしょう。

「ハンディキャップ理論」では、生きるのに不利な形質をアピールすることで生存力の強さを示すと説かれます。

そして、「ランナウエイ仮説」では、それが生きるのに不利なまで進化して、生きにくくしてしまうのです。

 

〇老いと死のことば 

「上れども上れどもきわまりなく、されど我この道を行く」(高田好胤

「私は、明日死ぬとわかっていても、今日、りんごの木を植える」(ルター)

「静かに行くものは健やかに行く 健やかに行くものは遠くに行く」(山本安英の銘)

 

「死期は序を待たず。死は、前よりしも来らず。かねて後に迫れり。人皆死ある事を知りて、待つことしかも急ならざるに、覚えずして来る。沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し。」(徒然草155段)

 

 

一昨年でしたが、ヒトの老化は、34歳、60歳、78歳で急激に進むことがわかったそうです。血中のタンパク質の測定によってヒトの健康状態を診断できることは、知られていますが、血中のタンパク質レベルによって、ヒトの年齢を精緻に予測できるそうです。

スタンフォード大学のトニー・ウィス=コレイ教授らの研究チームは、18歳から95歳までの4263名から得た血液サンプルを用いて2925の血漿タンパク質を分析し、2019年12月5日、「ネイチャーメディシン」で発表したのです。

皆さんは、思い当たることありますか。私はとても思い当たります。厄年も関係します。