fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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感情とのつきあい、感情から読み解く

私たち日本人は、信仰に対してというよりは、道、作法、型、仕組み、心のあり様などに何かを感じとることから発するのです。

感情などは、私的な、そのときだけのものです。

そうした感情をそのままに出せるのは、私的、つまり、プライベートな関係だけです。感情を表情や所作に表すと公の表現になります。公的なものを私的にしないように注意しましょう。

プライベートな関係でも、その範囲は、あいまいですし、公理を外れた行動は、嫌われるだけでしょう。

だからといって、感情を殺したり無視したりすればよいわけではありません。喜びや楽しみなどの感情は、生きるエネルギーのなります。悲しみや怒りなどの感情は、一時的なものとして取り扱い、悪循環させなければよいのです。根の持ったり繰り返し思い出したりして、悪い方に強化しないことです。

感情がなんであれ、それを人に向けなければ大したことにはなりません。具体的な誰か、とは切り離せればいいのです。多くは、他人の言動がきっかけになるからです。それが自分のなかの何かと接触するのです。

そこから、自分のなかの、心のあり様がわかります。そして、それをとりまく、道、作法、型、仕組みなども。