私の若い頃は、何度となく徹夜しました。タダ働きのように、他人のためにしかならない労働もしました。その成果は、何にもなっていませんが、私自身の自信になった、つまり、それで自分のためになったということだと思っています。今は、こうして、自分の意(意見、意志、意図)を持って、世(他人)に問うことをしていますが―。
私も歳をとり、相手のことを第一に考えるようになっていきましたが、それでも、志は別にあります。
日本国の国はまったく運用も金融もできていないでしょう。商社や個人がすべてやってきたのです。なのに、その無力な国がやろうとするから失敗する、黙っていてくれる方がよいのです。無能の自覚から、何とか突破口は開けるというものです。
ケネディからオバマまで、世界のリーダーは、国民に「暮らしを守る」などといいません。「皆さん自身が国に尽くせ!」といいます。
国が使うのは、国民のお金です。他国の政府や大学のように、頭で運用して増やして使っているなら、文句はいいません。国の知力を集めてそういうことさえできないというより、するつもりもないから、この国から頭脳は流出していくのです。