華氏911をみて・アメリカ(4)

戦場でカメラマンが死ぬ。国のためでなく、世界のため、己のためで死ぬ。

本人は満足か、無念か。でも家族は悲しむ。

近所の人、知人は悲しむ。地域の人も悲しむ。その延長上に国がある。

それは守るべき国なのか。愛する人を守ろうと銃をとる。

妻子、家族、親族、知人、村の人、地域の人、そして国の人を。

近隣諸国、同盟国を。そして敵に銃を向ける。

戦場でカメラマンが死ぬ。銃を持たずカメラを持って。使命のため。いったい何の?

カメラマンにカメラを捨てて、殺される人を守れという。誰が殺す、誰が言う。

兵士が死ぬ。いや、殺される。何のため。誰のためか。

いつも正義、信条、そして愛する人を守るため、

命を投げ打って、愛する人のいる人を殺し合う。憎み合う。

戦場でカメラマンが死ぬ。家族は悲しむ。兵士だって同じだ。