fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

2020-01-01から1年間の記事一覧

「情報論」

プライバシーの情報は、自分のものでなく、自分と他人のとの関わりの中にあります。相手に不利益が生じると自分にも不利益となることも多いです。 情報は、すでに個人のものでなくなりつつあります。元より、誰かが公になるのを止め、秘匿しているから価値が…

「ジョージ秋山さん逝去」

5月12日、ジョージ秋山さん逝去。1973年からの「浮浪雲」からは多くを学ばせていただきました。 研究所ライブラリーにも作品が残されています。

「政治の体制」

世界の今後を考えると、独裁も増えていきそうです。独裁は、必ずしも悪いことではありません。しかし、その後に大きな害を及ぼすことが多かったのです。一人のトップが長期に続くと、大体はよくないというのが歴史です。側近と後継者の選定に、必ずといって…

「個性とカウンターカルチャーと教養」

日本は、アメリカのように拮抗する力、対抗者が出てこないところです。いわゆるカウンターカルチャーが元よりあまりないのだと思います。しかし、今はアメリカも多元的多様でなくなくなりつつあるように感じます。 難しいことを考えなくなるような傾向が気に…

「深く学び自立する」

共感優先の社会では、周りとの状況対応力さえあれば、日常のことも仕事もうまくこなせます。果たして、それだけでよいのかということです。 よくないと思えば、深く学べます。しかし、その分、周りと合わせにくく生きにくくもなります。 「学ぶ」とは、これ…

「歴史の真実と記憶のズレ」

歴史を学ぶと、数多くの出来事のわずかに、1、2つのことを知って、私たちは、それが本当の過去と思っているということがわかります。 たとえば、私が、この2週間、ある舞台のことしか考えていなかったと言って、手帳にも「○○の舞台」としか記入していなくて…

「武田真一アナウンサーのことば」

「アナウンサーというのは堅牢な水道管でなくてはならないというふうに思ってるんですね。ふだん、情報をなるべく、いわば真水のような状態で、」 (中略) 「太字ゴシック体の声を使う。例えばですね。「Uターンラッシュで大渋滞です」とお伝えしたとしま…

「見城徹氏のことば」

変態性癖、非定住、暴力が、アウトロー 「自己検証、自己嫌悪、自己否定」で成長する。 老いてダメになっていくのと戦う。 フィジカルが伴っていなければ、意志もたるむ。 身体は苦しんだ分だけ、必ず成果が出る。 「オリジナリティ、極端、明解、癒着」 「…

「語りのスタイル」

川田順造は、語りを4つに分けました。 モノローグ、ダイアローグに加えて、シンローグは、その場にいる者の共同の語り合い、ポリローグは、喧噪、無秩序な語りです。 [482]

「4分33秒」

20世紀の前衛芸術楽曲「4分33秒」をつくったジョン・ケージによると、演奏時間を自由に変えてもよいということです。4分33秒は、273秒で、絶対零度ということでしたが、正確には、-273.15度Cです。 [490]

「梓みちよさんのサビフレーズ」

1月29日76歳にて逝去。 1963年「こんにちは赤ちゃん」は、20歳での大ヒット。 ここでは、1974年「二人でお酒を」をとりあげてみます。 Bメロの「それでもたまに淋しくなったら 二人でお酒を飲みましょうね 飲みましょうね」で、「それでもたまに」「淋しくな…

「日本人の心」

フジコ・ヘミングの演奏について、江村哲二さんは、メロディが大きくあって、そこに和音がくっついているので、演歌的であり、メロディと和声が混然一体となるのが、クラシックと述べています。 クラシックは、キリスト教と同じで日本に根付かない。日本人は…

「フリージャズ」

コルトレーンとソニー・ロリンズ 後付けの分析は、規則、マニュアルにならない フリースタイルで行うと、大体は、長くなってから短くなる。前のを捨てながら次を選び、つくるのです。 フォックストロットは、ジャズの全身のラグタイムに合わせて生じたダンス…

「つながり」

つながりがあるから孤独ではないといっても、そのつながりが特定の人とのつながり過ぎとなると、そこからのストレス、その人からの支配、介入に悩まされることも多いわけで、今のSNSは使い方に気をつけないとそれを助長すると思うのです。

「ネタ消費と『いいね』」

ネタ消費に振り回されている人は、少なくありません。ネタにするために行動するわけです。インスタなどは、まさにそうでしょう。 自分の興味、関心よりも、周りの興味を一時でも引くものを優先する、あるいは、そのために行動する。 それは行動しないよりは…

「戦後史」

学校―工場―軍隊というのには、統制が働いていきます。 声を揃え、ことばも統一して、国語の確立とともに国民国家の力が強くなっていきます。 国鉄解体で国労が瓦解し、労働組合の力が低下した後、労使の対立は弱まりました。 1968年は、明治100年、1912年生…