◯ローティの哲学
哲学#は、これまで、真理や本質の追究の学問と考えられてきました。
知を愛するというのが、フィロソフィーの原意です。
もちろん、時代によって変わっていきました。
ここで紹介するリチャード・ローティー#は、それを次のように新たに展開します。
「哲学とは、人類の会話が途絶えることがないように守るための学問」
「真理を追究するのではなく、その議論や会話を終わらせようとする勢力に抵抗して、批判的に吟味することで、会話が途絶えないようにすること」
つまり、対話の維持を第一に掲げたのです。
#哲学
<哲学とは、人生や世界、宇宙の本質を論理的な思考や原理によって解明しようとする学問です。 個々の垣根を超えて広く関心を向け、「生きるとはどういうことか」、「人はどう生きるべきなのか」、「人の幸せとは何か」といった問いへの答えとなるべき真理を目指す営み>
#ローティ
<リチャード・マッケイ・ローティ(1931年10月4日 - 2007年6月8日)は、アメリカ合衆国の哲学者であり、ネオプラグマティズム(Neopragmatism)の代表的思想家である。
シカゴ大学で学士号、修士号を得たのち、イェール大学で1956年に博士号を得た。プリンストン大学の哲学教授を21年間務めた他、バージニア大学教授などの職を経て、スタンフォード大学教授となり、哲学と比較文学を教えた。のちスタンフォード大学名誉教授となる。プラグマティズムの立場から近代哲学の再検討を通じて「哲学の終焉」を論じた他、哲学のみならず、政治学、経済学、社会学、アメリカ文化などの論壇で活躍した。現代アメリカを代表する哲学者である。(Wikipedia)>