fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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政治家と法 「劇場版イチケイのカラス」

◯政治家の資質

馳浩知事のオリンピック暴露発言で思い出したのは、今年1月に公開された映画の「イチケイのカラス」#で、向井理さんが演じた防衛大臣のセリフ。

 

「真実を知ることが有益かどうか判断するのは、国民ではない。

国民に選ばれた私たち政治家が覚悟を持って決めることです。」

裁判官役の竹野内豊さんは、「あなたにはその覚悟があると。」と問います。

「いつも選挙のときに約束しています。全身全霊をかけて、国を守ると。

私は私なりのやり方で、その約束を守ります。」

答えるのです。

 

そうした覚悟は、この知事や今の議員にどれだけあるのでしょうか。

 

直接民主制でなく、日本のように間接民主主義の形をとるのは、人口の多さもありますが、直接投票の大統領制などにしないのは、ポピュリズムを警戒してのことです。

感情に流されやすい庶民と一線を引く意味では、賢明な制度だったとも思います。

自分たちの考え以上に、将来のため、国を守る優れた判断ができる資質のあるはずの政治家に、国政を委ねるためです。

機密費などというのは、その信用上において存在するのです。

なのに、そうした覚悟も資質もない人を政治家に選び、使わせる、

そう選ばざるをえないところに、この国の悲劇があります。

 

 

国家公務員特別職のアップ分を国庫返納などせず、

その分の働きをすればよいのを自ら辞退、

それに見合う働きをしないことを許容させるようなものです。

国民の批判、それで返納と、どちらも情けないかぎり、、。

悪いことでもしたんか、、

パーティ券収入無記載?

 


法の限界とその効力については、よく考えます。

今年もさまざまな謝罪会見がありました。

その責任として、今後、どうしていくのか。

辞職もあれば、補償を言い出すというのもありましたが、

どうも、法治国家であるところを逸脱しかねないような言動、

そこは、法律で一線を引くべきです。

 

グローバル化と日本独自の文化、慣習を

法の追いつかない、このネット社会で、

どう裁くのかということでは、混乱の極みです。

 

民間の迷惑系YouTuberの逮捕、

トランスジェンダーやキャンセルカルチャーなど

多岐にわたる問題、山積みです。

 

 

#『映画 イチケイのカラス』

東宝配給で2023年1月に公開。テレビドラマの2年後が描かれた。

「劇場版イチケイのカラス」

入間みちお( 竹野内豊)岡山地方裁判所秋名支部長。

坂間千鶴(黒木華)本作のヒロイン、弁護士。

イージス艦衝突事故関係者として、

鵜城英二( 向井理)防衛大臣。傷害事件の被害者。

島谷加奈子( 田中みな実)

ちなみに、主題歌 は、Superfly「Farewell」、なかなかです。