fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

「白黒のつけすぎ」 2011/09/30

汚職は国を滅ぼさないが正義は国を滅ぼす」

「人は潔白であることを余儀なくされると意地悪になる。」また正義感になる

山本夏彦

もう三回目のフォローになりますが、これは早く言って欲しかったことです。

「大相撲は矛盾だらけの日本人社会の縮図です。

大相撲はスポーツではありません。神事や伝統文化、芸能であり、スポーツとして成立するルールを持ちあわせていません。あいまいです。」(「土俵の矛盾」舞の海

 

鉢呂経産相「死のまち」の発言引責辞任

「つけちゃうぞ」オフレコ発言報道での辞職

記者の裁量もあげ足とりで、政治家の覚悟もなくてか、すぐ辞職。

最近はマスコミや世論がうるさいために悪い印象が定着しないように潔く身を引く人が多くなりました。(菅首相は粘ったが…)、マスコミや世論の「うるささ」は、まったく本質的なところをついたのでなく、気に入らないものや偉そうなもの言いをする人はすべて排除してしまえ、そのネタで騒げば売れるし、正義感ぶって発言できるという、出来試合みたいになっています。

とはいえ、そのことに能力のない人が、そういう要職に配される時点での間違いなので、またイメージや批判を恐れての辞職なので、私はフォローする気にもなれませんが、どっちもどっちです。

「死のまち」という表現は、人が住めなくなったことでの事実であり、そこの住民感情に配慮するということと別のことではないかと思えます。もちろん、死のまちから避難した人が放射能を他に広めるような幼稚なイメージの拡大で、差別が生じたり、助長されるという懸念もありますが、もっと大きな失言をしている人もいるのですから、何であれ、本来の判断はその人の資質や能力でなされることです。

首相と同じく何回も何人も変えたら、よいカードがでるのでないのです。最初からきちんと選びましょう。選べる人を出しましょう。