◯買い叩かれる日本
<そごう・西武は、セブン&アイホールディングスが米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに株式を売却。外資の元、ヨドバシカメラホールディングスと連携して再建を進めることになった。9/1
当初の2500億円は、ヨドバシのフロアの見直しもあって、2200億円。そごう・西武の有利子負債は2938億円(2月末)で、このうち1659億円(7月末)を融資するセブン&アイに916億円放棄させ、残る負債の約2000億円を全額返済。運転資金などとして約200億円を留保したため、セブン&アイに支払う株式譲渡代金は、わずか8500万円。
フォートレスは、5月までソフトバンク・グループであったが、アラブの政府系ファンドに売却されている。>
池袋の一等地が、こんな形で決着がつくとは。
今後、どうなるか、見守りましょう。雇用維持についても。
◯補助金ばかり出るのは
福島原発処理水の漁業支援に800億円基金、そのうち300億円を中国への輸出減にあてるとなりました。8/25
ガソリンに対しても、減税でなく、補助金の延長となりました。
それも元売りに出すのです。
こうした補助金は、消費の多い富裕者ほど恩恵を受けます。そういう人は、環境のためにも、この機に節約すべきなのでしょうに。
車なしで仕事のできない人の救済だけでよいはずなのに。
なんやかんや、何かあれば、補助金、どんどん出しています。
減税すると、もっと経済効果が出るのに、行わないのです。
海外に比べても、日本の補助金は、非常に高い割合です。欧米5割、日本8割とか。
補助金というのは、業者に渡るので、手間もコストがかかります。なのに、どうして、そうするのかというと、まさにそうだからです。政治家や官僚が、業者から、ちやほやされ、いろいろと恩恵を受けられるからです。財務省の権力誇示もありましょう。
減税では、そういうふうにいかないからです。
こんなことで、膨大なロスを出し続けているのが、今の日本です。
政治家と官僚の威光を保つために、癒着する業者ばかりが儲かるという構造では、たまったものではありません。