fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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マイナンバーを管理できない理由

マイナンバーの管理

 <デジタル庁は、「公金受取口座」でトラブルが全国で11件確認されたと発表。5/23。去年7月に把握していたものの、公表しませんでした。Yahoo!Japan5/24>

<他人の年金記録が、閲覧できる問題、公金受取口座の紐づけについて、本人ではない家族名義とみられる口座が登録されたトラブルが約13万件確認される。「マイナ保険証」で別人の情報をひも付けるミスが7300件以上判明する。>

<企業や行政機関からマイナンバー情報が紛失や漏えいしたとの報告は、2017年度から21年度までの5年間で少なくとも約3万5千人分に上ることが、個人情報保護委員会の年次報告から分かった。

<マイナンバー制度の罰則 
https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/fb0b3edb-47c6-4eed-abeb-f161194a703f/6cc5f451/20220802_policies_posts_mynumber_security_01.pdf>

 

2年も前に衆議院予算委員会で水島理事長は、流出と情報内容が正しいことを認めたのに、まだ厚生労働省は解明のための再調査をしていませんでした。

秘密を漏らしたり提供したら罰則#と定めながら、自らが漏洩、隠蔽で何ら咎められないのは、不思議ですね。

再三、弁明を繰り返す河野太郎大臣も、AIのアンドロイドに見えてきました。

 

デジタル化に成功した国は、国民が政府に対して、その取り扱いに信頼を置いているからです。デンマークエストニアなどのことで、中国は別ですよ。

その信頼は、アクセスした記録を全部記録して、本人がどの政府機関が自分の情報にアクセスしたかを全部見られるからです。

そういうことをしないのが、日本政府。

要求しないのが、日本国民。

 

こうしたセキュリティ制度があれば、ペーパーより安全に情報漏洩を防げるはずです。

なのに、国民の利便性より、管理を優先しているから、こうした基本的なミスをします。

こういうことが、日本では当たり前になり、驚くことさえなくなったのは、悲しいことです。

 

役所も議員もシステムで、自分たちの収支などをみられたくないから、ペーパーを使い続けるのでしょう。政治資金収支や政党交付金収支、選挙運動などの費用、政治団体との貸借、資産などの報告をデジタルで紐付けしないのは、当然ですよね。

そんなことだから、ダダ漏れも起きるのです。