◯食の安全と救いようないマスメディア
日本のマスコミは、スポンサーにズブズブ。
食の安全については、基準表示されないどころか、どんどんと巧妙に隠されています。
安全基準は、ヨーロッパがもっとも厳しいのですが、日本は、アメリカどころかアジアの国々にも用心されるほどに危なくなっているのです。
小さい頃、農家には、自分たちが作って出荷したものは、自分たちで食べないで、別に作っている人たちもいると言う話を聞いていました。農薬の使用は、よくも悪くも、その後、どんどん問題となっていったわけです。
次に取り上げる水質問題も、一ヵ月経たないうちに、いっときの話題として通り過ぎていったかのようです。
◯PFAS問題
<全国各地で検出が相次いでいる有機フッ素化合物=PFAS。その一部は発がん性や子どもの発育への影響などの有害性が指摘されています。環境省が発表している調査結果をNHKが独自にまとめたところ、国の暫定指針値、1リットルあたり50ナノグラム(PFOS・PFOAの合計)を超える値が検出された地点は、全国で139にのぼりました。特に高い値が確認されているのが大阪府や沖縄県、東京都、住民の血液からも高い値のPFASが検出され、不安が広がっています。NHK朝のニュース5/15>
<都水道局は19年以降、国分寺など7市の浄水施設で、PFASによる汚染が確認された井戸34カ所の取水を停止。市民団体「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」は、3回の中間報告では、5割以上で血中のPFAS濃度が、米国で健康被害の恐れがあると定める指標を超えていたという。汚染源の疑いが濃厚なのは米軍横田基地(福生市など)。10~17年にPFASを含む大量の泡消火剤が土壌に漏出したと、英国人ジャーナリストが報道し、18年度には基地近くの井戸で都内最高濃度のPFASが検出された。取水停止の井戸は基地東側に限られており、都内の地下水がおおむね西から東へ流れていることとも符合する。>
#有機フッ素化合物(PFAS)
<泡消火剤や塗料などに使われてきた化合物の総称。約4700種類あるとされる。人体や環境への残留性が高く、腎臓がんの発症やコレステロール値の上昇など健康に影響が出る恐れがあるため、代表的物質のPFOSやPFOAなどは国際的に規制が進む。
血中濃度の指標は米国の学術機関とドイツの政府諮問機関が設定。米国の指標では7種類のPFASの合計値が血液1ミリリットル当たり20ナノグラム、ドイツの指標ではPFOSが同20ナノグラム、PFOAが同10ナノグラム以上で、健康被害の恐れがあるとされる。>
<東京・多摩地域住民の血中PFAS濃度の平均値
血液1ミリリットル当たり17.7ナノグラム(全国平均の約2倍)と、明確な差が出た。>