fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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猪の話 ミコトンドリア 直立二足歩行

◯イノシシの話

前回のメタバースに対して、今回はプリミティブ、イノシシのお話でした。

知的生産の元となるフィールドワークは、文化人類学などに使われてきました。今では、京

大元総長山極 壽一さんのゴリラ研究などが、つながるのでしょうか。

この春、私は、千葉で解剖の実習をしました。最初はイノシシの予定だったのですが、当日、手に入ったのが、キョンでした。漁師工房では、ジビエなどを用意しており、もともと小学校廃校の跡地ですが、食育の教育なども行っています。

カッターナイフで実際に解剖していくうちに、その意義が分かります。本当に人間の体と同じようにできているのです。血抜きはしてあるので、美しいものでありました。

 

野生の動物も、猿、鹿、猪などは、人間のつくったところ、つまり、生きるのに楽なところに行くようになるのですね。人間と同じく、一度、知った便利さは手放せないわけです。ある意味で文明化です。環境や私たちの接し方によって、個々に変わるのですね。

 

先日、冬には外国人で人気、猿が温泉に入る地獄谷モンキーパークに行きました。もはやずっと真横にいても平気です。餌はやらないので、なついたり寄ってきたりするわけではありません。階段でさえよけません。五分と五分の関係です。屋久島で道路に寝転がっていた猿以来です。

 

篠原ともえさんが、昨年、ニューヨークのADC賞で二冠を獲得したのは、エゾジカの皮を使った美しい着物です。皮を半分ほどに薄く、しなやかにするのに埼玉は草加の革職人の技術が活かされているそうです。

そういえば、pizza窯の普及のおかげで、窯づくりの職人や薪をあつかう業者が廃業を免れているとか。日本の技術継承、なんとかしたいものです。

 

有性生殖は無性生殖より進化が早い、今や結婚どころか子供をつくらない若者も増え、30年後、心配な日本でありますが。

相変わらず、役所では、害獣対策にも環境保護にも予算丸投げとか、将来的視野も世界的なスタンスもなく、取り扱われているようで、勿体無いことで、さらなるご活躍を期待します。

 

◯ミコトンドリア

現在では、ミコトンドリアは、もともとは細菌だったと考えられています。

真核細胞の中で共生するようになった細菌がミコトンドリアです。

DNAの分析の結果、人類とチンパンジーの違いがわずかであるということでショックを与えられました。その違いというのは、歩行の仕方と犬歯です。

チンパンジーの場合、オスがメスを得るためにかなりの争いがあります。そのために犬歯が大きいのです。それに対し、人類の場合は、小さい、ゆえに、そこまで争ってなかったと思われそうです。

 

◯直立二足歩行

ニ本足で歩くのは、人間だけではありません。鳥もカンガルーもニ本足で歩きます。

人間の特徴は、体を垂直に立てて、直立二足歩行をすることです。

チンパンジーなら、頭が体の前に突き出ているのです。頭蓋骨を見ても、その穴(大後頭孔)は、頭蓋骨の後についています。

人間は、頭が首に載っているので、頭蓋骨の真下に、その穴があります。

 

 

♯猟師工房

 君津市香木原、廃校となった香木原小学校の跡地を利用して生まれた施設。県道24号線沿い、ハート型の光で有名な濃溝の滝、亀岩の洞窟の近く。

 店内では、イノシシ、シカ、キョンなどの肉やソーセージ、工芸品などが販売。

ジビエバーベキューも楽しめる。大型のドックランあり。

隣のANRYS GIBER BURGERでは、シカ、イノシシ、キョンジビエのバーガーやソーセージなどが、冷凍ジビエ肉コーナーの肉には、猪、鹿のほか、キョン、アライグマ、タヌキ、ハクビシンなど部位ごとに販売。(ホームページより抜粋)