fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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「街で聞こえた声の変遷」

私は、先日、篠笛が吹ける人が少なくなり、テープも摩耗し、リコーダーで代替してよいものかという関係者の悩みを聞きました。 

明治の頃、芸妓の太鼓、三味線、歌声、銭湯からは、浄瑠璃、清元、都都逸、端唄、小唄が聞こえました。常磐津、長唄、日本舞踊は、ピアノ、オルガン、マンドリンなどと共に、子供の習い事であったそうです。民謡や浅草オペラ、街では香具師、年中行事も雅楽から木遣節ほか、歌や音楽が根付いていました。

 昭和になって戦後からしばらく、それを継いでいました。サオダケ売り、焼き芋、チャルメラ、チリ紙交換、クリーニング屋などは、私も記憶にあります。

 しかし、労働歌、内付の尺八、三河万歳、お広目屋は、廃れていきました。氏神さまの祭りも変わり、笛、太鼓、お囃子も。