fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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浅間山噴火から240年(2)

ペルーのモケグア州のウビナス火山が噴火したと報じられています。

2000年の今日、噴火したのは、三宅島です。

 

◯噴火と政変

浅間山噴火から続けます。

天明期には、食糧不足で、上野国信濃国では百姓一揆や打ちこわしが頻発、天明上信騒動です。米価が高騰、米屋の買占めなどがあり、米屋が襲われました。天明の打ちこわしです。

結果、市場経済に走っていた田沼意次を失脚に追い込みました。

グローバル、自由化、商業主義が、天災で、挫折したのです。

現代とリンクしますね。

 

この番組の磯野道史氏によると、その時、今のお金で100億円を援助したのが、幕府でなく、熊本藩、藩政改革、教育改革に成功していたからです。

そして、その改革をまねたのが、会津藩薩摩藩佐賀藩で、力をつけていきました。

(幕府の松平定信寛政の改革で、実行しました。)

これらが、そのまま、70年後、幕末の争いにつながります。

 

加えておくと、浅間山の火山噴出物で、北半球の気温は、年間1.3度も低下。ヨーロッパでも異常気象、凶作、これがフランス革命につながったともいわれます。グリーンランドの氷河からも、1783年の浅間山の火山灰が確認されたそうです。

 

 

さて、ようやく発足したマイナンバ情報総点検本部のトップは、河野太郎大臣、紙の保健証の廃止の推進本部のトップは、加藤勝信厚生労働大臣だそうです。

すでにトラブルだらけの中で、うまくいっていると語っていた人たちが、そのままトップにつく人事、あきれるしかありません。

 

次回、寛政の改革で締めようかと思います。