fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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袴田事件冤罪へ

袴田事件再審決定

<東京高裁は「衣類のほかに袴田を犯人と認定できる証拠はなく、確定判決の認定に合理的な疑いが生じることは明らか」として、再審開始を認め、東京高検は特別抗告を断念。3/20。21日付で再審開始が確定。

袴田さんは、「世界で最も長く収監されている死刑囚」として、75歳の2011年ギネス世界記録で認定、現在は取り消されている。認定の対象期間は、1968年から2010年までの42年間。

死刑囚に対する再審開始決定が確定した事例は、36年ぶり、5事件目、過去の4事件(免田事件・財田川事件・松山事件・島田事件)ではいずれも、死刑囚の無罪が再審で確定している。>

 

袴田さんは、現在、87歳、57年前の事件です。

日本の司法制度の闇は、これまでも、映画やTV番組、小説などで取り上げられてきています。正義感が強く、将来のためによい仕事をしたいと言う人が、上位の権力者たちに潰されていき、結局、残るのは、真面目で逆らえなくなった人たち、つまり、自分たちの組織に100%の確証を持って、人を裁く人だけになるのです。

それが、多くの冤罪を生み出しているのでしょう。

 

漫画として、

決定を喜んでいたお姉さんの支援活動「デコちゃんが行く ―袴田ひで子物語―」(自費出版で2020年5月に刊行)

「スプリット・デシジョン ―袴田巌 無実の元プロボクサー―」(2019年ネット配信。作者は元プロボクサーの森重水。日本プロボクシング協会の支援委員会製作。)

番組として、

「0.1%の奇跡!逆転無罪ミステリー」(2020年テレビ東京

ETV特集「雪冤〜ひで子と早智子の歳月〜」(2020年NHK Eテレ

 

 

◯司法もの

そうした日本の司法の構造は、今も、TV番組「女神の教室〜リーガル青春白書」「罠の戦争」など。とても学べることが多いと思います。

 

タイトルの「99.9」が、日本の刑事事件における裁判有罪率99.9%を意味した『99.9-刑事専門弁護士-』は、SEASON2に加え、昨年、『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』が公開されました。松本潤さんが主役でした。

 

WBCで勇気づけられ元気づけられ人は多いと思いますが、こうした見えない闇の中で、戦い続けている人たちにも、それを得ることができます。得るだけでなく、それをどのように発して、他の人に伝えるかが大切なことです。