新春ドラマ、二宮和也さん主演の「潜水艦カッペリーニ号の冒険」をなんとなく見ました。第二次世界大戦下での日本の海軍とイタリア人の友情と恋を描いたもの、タイトルと違い、潜水艦は少ししか出てこないし、その冒険じゃないし。
10年ほど前の「フリーター、家を買う」ほどは引き込まれませんでしたけど、マンジャーレ、カンターレ、アモーレとイタリアの歌が懐かしく聞きました。
国際交流、異文化交流の話ですね。
欧米と言っても、どうも私たちは、いまだアメリカの影響を一方的に受けすぎている気がしますが、外国人を見るとつい英語が話せると思ってしまうように影響力があったのですね。コロナ前までは、フランス、ドイツ、スペインなどの語圏からもたくさん来ていたので、混乱しました。欧米と西洋との使い分けはきちんとしなくてはいけないと思いつつ、なんとなく。
ここからはプリンシプルの話に入ります。プリンシプルとは、原理原則、本質、根源、主義、持論、信念、行動規範のことです。バレエのプリンシパルとは、違います。
〇公平と論理
プリンシプルの違いをお互いに理解するためには、ロジカルに説明する力が必要です。
しかし、日本人は、プリンシプルやロジックに対する信頼があまり高くありません。頭が切れる人の理論や論理的説得は、理屈でうざいのです。
なぜなら、ロジックは公平だからです。
日本人のなかにある、これまでの仲間を大切にする意識が、公平、フェアな判断を歪め、なかなか改まっていかないように思います。
◯交渉とコミュニケーション
交渉は、ロジックで相手を説得するのが基本です。
フェアと言う観念があると、まわりとのズブズブの関係で妥協していくのには向きません。しかし、だからこそ、お互いの違いを踏まえてのコミニケーションを成立させていけるわけです。
日本では、頭がよく行動力があり、有能ゆえに周りを巻き込めないで埋もれる人が、なんと多いのでしょう。こういう人こそ、異文化の中でうまくやっていくためには不可欠なのです。
それにしても、在日韓国人に対する差別、入管制度の排他性、難民移民問題への後ろ向きさは、何なのでしょう。
たかがオミクロンに、水際対策はよしとしても、外国人が家族に会えない、など、その気になれば、すぐ対処できるであろう問題でしょうに。
◯モノが買えない 人材が流出する
日本は今後、毎年100万人近い人口が減っていき、2100年には、3分の1くらいになるそうです。まあ、長期になると人口統計という、もっとも確実な予測の基データもいい加減になるので、あまり振り回されても仕方がないのですが。
ただ、今、政府が行おうとしている程度の少子化対策などではなんとも通じないと思われます。
ともかくも、これまで以上に多くの国の人たちと交流していくことのできる社会づくりを目指さなければいけないわけです。
なんだこのまとめ方は!、となりましたが、次に続く。