「人に迷惑をかけない」という理念は、それは、人を傷つけない、殺さない、報復しないという寛容さともなり、日本の平和の維持力ともなっているのでしょう。
しかし、考えない、対策しない、先を読まない、現状のまま、忍耐して、周りに同調する習性にも限界があります。
たとえば、本当の非常事態には、それは通用しません。そうなると一気に政局、マスコミが動き、世間の声ということで、独裁よりも怖い、誰も責任をとらない偏った方向へ急転し、急展開していく“空気”となるのです。そして、被害を最大にしてしまいかねないのです。
“空気”が重いため、議論も尽くさず、あるとき、いきなり“空気”が変わり真逆の行動に走るというわけです。
このところ、これまで何も言わなかった“羊たち”がいきなり、反旗を翻すようなことが多発しているのは、その表れの一つでしょうか。