尾道市立美術館で、信州上田市の無言館の遺された絵画展をみる。画学生のレベルの高さ、青春の熱とその完成度に素直と脱帽。「あと5分、あと10分、この絵を描かせてくれ」「せめて、この絵の具を使い切ってから征きたい」と出征した。「出征の朝までアトリエで・・・」「最後まで絵筆を動かしながら・・・」
<あなたの目の前の一枚も、あなたが心開いたら、語りかける。決して無言でない>と・・。
邪念、邪心のない、ひけらかすことのない、パリにあこがれてたりして。非国民と言われても、絵描きになりたい、絵が好き、絵への情念、生きた証。それが確かに伝わる。