◯個人と組織
ドラマ番組『なれの果ての僕ら』#
まさか、この作品を、ここで取り上げると思いませんでした。
力による支配というところでわかりやすいので、出します。
普通に考えれば、クラスを暴力で牛耳る、こんなわがままな独裁者は、皆で一気に力で抑えればよいだけです。誰も死なないためならともかく、順次、殺されている状況で、命令に従うクラスメイトたちは、見るに耐えません、かったるくてなりません。早送りばかりです、、。
マンガならまだしもドラマとしては、大きくリアリティに欠けるように思うのですが、日本の若い人はこうなのでしょうか。
「手を出してはいけない」と、こういう状況にも、感情移入でき、見守れるものなのでしょうか。
だからドラマになるのでしょうけど、
日本人の、、、なれの果て?、、心配です。
ハイジャック犯に、乗客が一気に押さえ込んだという事件は、時折、あります。自爆テロ等の場合でしたら、そのままでは全員死ぬので、生き延びたければ、命がけの自衛行為、力による排除は、当然でしょう。
暴力はいけないと言って、説得しようとしても、多くの場合は、無理だからです。
正当防衛が認められる所以でもあります。
#『なれの果ての僕ら』
内海八重さんによる日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2020年に連載、その後『マガジンポケット』(同社)に、2021年7月まで配信。
2023年6月27日深夜より、テレビ東京系列で放送中。
同窓会のために集まった四ノ塚小学校元6年2組の27人は、卒業生、夢崎みきおに監禁され、命の危機の極限状態での善性を試される。52時間の監禁劇。
真田透 / ネズ(井上瑞稀さん)。自己犠牲の塊のような人物。夢崎みきおと対峙する。
夢崎みきお(犬飼貴丈さん)元のクラスメイトを監禁、支配する。