fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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「笑っていいとも」フィナーレは、何の終宴だったのか 2014/03/31

 遠いところにいた誰かが近づいてきて、また去っていく、という出会いと別れのなかに、時は過ぎゆく。32年という時間も、何か所か訪れた地球の裏から、新宿のアルタという何回その前を通ったかわからない場所まで、混在したままの頭のなかで、人々も過ぎゆく。この32年は、歌手や小説家、政治家や社長ではなく、バラエティのタレント、お笑い芸人といわれた人々の天下であったのだな、と改めて確認させられた特番でした。最後に安倍首相が花を添えた、というよりもダメ出しを出されたようなのも象徴的であったが深読みはるすまい。「三年連続、総理にしたい男」と読み上げて、たけしさんが最終回に出て、さんまさん、他のお笑い界のトップの面々と区分されたのも深読みはするまい。しきったのが中井さんであり、TV界のタブー、終わる番組に未練をぶちまけたのも、彼と香取さん、スマップのメンバーであったのも深読みはするまい。スマップについて、私が一度だけ言及したのは、彼らの一か月は、他の人の一生分にあたるというようなことでした。その結果が、あの日だったと深読みはするまい。いろいろと学ばされ、気づかされることの多いフィナーレでした。皆さんだったら、あそこでどんなスピーチをしましたか。