◯天下のキリンもメロメロ
キリンビバレッジのメロン味のミックスジュースが景品表示法違反として、消費者庁から再発防止などを求める措置命令が出されました。9/6
「トロピカーナ100%まるごと果実感メロンテイスト」で、メロン果汁は、2%でした。
まるごと、100%と嘘を、果実感、テイストとごまかし用語を使っているわけです。
騙される方もいまさらですが、甘いものには毒があるんです。
人工の味にメロメロにならずに、健康も考えて、
日本語をきちんと理解すること、
広告に騙されないようにすること、
大手メーカーやコンビニを信じないことです。
◯砂糖漬けの飲料水
たとえば500mlの清涼飲料水には、50gほどの糖類が含まれるものもあります。砂糖に換算するとコップ半分、スティックシュガーで20本になります。
ジュース、スポーツドリンクにも、その半分ほどの糖類が含まれているものもあります。
2リットルを飲んだら、摂取する糖類は100gにも及びます。
WHOは、1日の糖類摂取量の目安は、総エネルギー量の10%、できれば5%未満に抑えることが望ましいというガイドラインを示しています。1日の摂取カロリーを2000キロカロリーとすると、砂糖に換算して10%で50g、5%で25gとなります。500mlのジュース1本で、オーバーです。
◯糖質制限を
米などを控えて、糖質を減らしても、「糖質=糖類(砂糖など)+多糖類(でんぷん)」なので、清涼飲料水やスポーツドリンクなどで、とりすぎになってしまうのです。
清涼飲料水には「糖類」「糖質」という表示はなく、「炭水化物」です。
「炭水化物=糖質+食物繊維」です。野菜ジュースや一部の機能性飲料などを除けば、清涼飲料水にはほとんど食物繊維は含まれません。でんぷんも含まれないので、「炭水化物=糖類」です。
表示されているのは「100ml当たり」の栄養成分で全体ではないのも、消費者をバカにしたトリックです。
大手メーカーもコンビニも、消費者を気遣っているようでありながら、結局は売り上げ第一だということを忘れてはなりません。
自分の身は、自分で守りましょう。