私は民主党政権になることも、大なたをふるった改革も、この時代に大変なことだから、時間をみて判断したいと思っています。それゆえ、沈黙をしていたのですが、どうもこの政権は、家計を守る主婦の感覚でしかないのではと、疑わしくなってきました。
「事業仕分け」は、官僚やそのOBなどをギャフンを言わせたいのか、利権の持ち主の交代を意識づけたいのか、庶民側に立った勧善懲悪パフォーマンスとまではいいませんが、心理的効果ほど実質の効果は乏しいし、現実判断でさらに本来の芽が摘まれてはいないでしょうか。つぶれそうな家の柱を立て直そうとせずに、へそくりをひったくり、意識改革して働くべき彼らを、保身にあくせくさせ、現場の反感だけをあおることになっていないでしょうか。