オバマ大統領は、夢を語り、大きく使い、大きく金をまわせとやっています。デフレでは金の流れが止まるので、あえて金の動きを止めず、流動化するしかないのだから、それは王道なのです。
なぜリーマン破綻の原因の悪といわれた経営陣や、トレーダーにさらに大きな金をボーナス支給するのか、というのは、アメリカでは当然で、才能を引き留め活かすしかないのを知っているためなのですが、今回アメリカ自身がはじめてストップをかけた、つまり、オバマの庶民感覚が働いたというくらいの国が、アメリカなのです。中国のやり方もアメリカ同様にばらまきでも、それは公共への先行工事で日本とは全く逆です。
つまり、本当の弱者をのぞいては、先になって戻ってくるものに支出するのが投資です。
それを日本では、まだ必死でやればなんとかなるところ、まだ必死にやっていないところにまで施す。誰の金かというと、民主党のではなく、国の国民のお金です。国民総弱者化政策とみえます。今、円高ドル安にふれて、常にアメリカが助かり、日本がその穴埋めをする役割になっています。まだ、国際貢献というか、アメリカを支えてあげるというなら、それもわかりますが。アメリカはもう日本など見ていません。