さて、あたしのこのストーリーの言いたいことは、何でしょうね。
きっと、この親父は、苦労して成功した人だと思うんですね。
串を落とした、つまり勘定を浮かした客はたくさんいたということですが、
きっとこうして返しているのは、この親父くらいでしょう、ってこと。
そして、今もまた串を落とす人がいる。いいねえ。
「払えるところまでしか食うな」と、自制のきかぬ人間の欲の限りなさ。
そういう店だということにつけこむ人の弱み、
それを知ってもとがめない店主の心意気。
いや、原価でやれているから、それも計算のうちか・・・経営学へつづく。