一串100円のやきとり屋で、
となりにいた親父が、勘定のときに足元の串を、3本であろうか、
拾って皿の自分の食べた串に加えた。
そして、その分払って出た。あたしがそれを見て出たとき、
その親父は煙草の火を探していた。
私はライターを差し出し、聞いた。
「余分に払っていたんじゃないですか。」
親父は言った「いや、昔の罪ほろぼしですわ。」
一串100円のやきとり屋で、
となりにいた親父が、勘定のときに足元の串を、3本であろうか、
拾って皿の自分の食べた串に加えた。
そして、その分払って出た。あたしがそれを見て出たとき、
その親父は煙草の火を探していた。
私はライターを差し出し、聞いた。
「余分に払っていたんじゃないですか。」
親父は言った「いや、昔の罪ほろぼしですわ。」