一億総活躍社会構想は、日本の労働不足を補っていくのでしょうか。家事分担や子育てを楽しむ女性が社会的地位の向上を妨げているとかになりかねない。今の少子化なども、面倒なことを、それがもたらす生きがいや充実感もみずに排除したり、ただ負担としか捉えないのはおかしなことなのです。介護や育児は負担ですが、そこだけみたら誰も引き受けない。損得でみるのではないことでしょう。
夫が稼ぎ妻がサポートする、サポートは損で、差別された存在と言うのなら、妻が稼いで夫がサポートするというのも選べるし、そうしているカップルもいる、なぜ、何もかも半分に割るのが平等、公平なのでしょうか。
サラリーマンの多くは、決して主役でなく大半は脇役人生です。主婦の方が家の主役ともいえます。ドラマでもスポーツでも、主役でない人生にも主役に等しい価値があると考えている方が健全でしょう。でも自分の人生の主役でない人生など、あるのでしょうか。