詩人は詩をつくり
写真家は写真を撮り
歌手は歌う
のだろう
しかし、私のことばは消えて久しい。
2011.3.11。無-意味な数字の羅列が大きな意味を持つ。
2001.9.11。21世紀は、アメリカに最後のあがきを始めさせ、その終焉と共に日本に鉄槌をおろし、ヨーロッパにもブローに決まった。
天明の飢饉で東北の人は30万人餓死したという。「未曾有」などを総理となった男が読めなかったからとて問題ない。未曾有の出来事がやってきて、改革か革命か。もしかして、世界に飢饉がくる。
これまでも世界中に飢饉はきているのに、みてみぬふりをしてきただけだ。
一票の格差を云々いうなら、世界の一人ひとりのこの格差はなんなのだろう。日本人は格差というが、世界の人口からみると、その70分の1の日本人は、はるかに恵まれている。水も、食べ物も、病院もある。所得は貧しいといっても、世界からみると、アフリカ、アジアからみると、桁違いのセレブなのだ。安全でグルメでモノにあふれて、若者は欲や競争心を失いつつある、人類史上のヘブン(天国)とは、今の日本ではないのかと思うのだ。地獄でも天国でもことばは、なくなるのだ。