<ロンドン 世界卓球選手権(団体戦) 女子日本代表は、1971年の名古屋大会以来となる55年ぶりの金メダル獲得にあと一歩。決勝では2勝1敗とリードし、敗れたものの、6大会連続となる銀メダル。 男子日本代表も、2016年クアラルンプール大会以来、10年ぶりとなる決勝進出、中国に0―3で敗れたものの、張本智和、戸上隼輔、篠塚大登が1969年ミュンヘン大会以来57年ぶりとなる金メダルに迫る銀メダル。> 2年後の福岡大会、その先のオリンピックが楽しみです。しかし、絶対王者中国は強い。
◯ドラマ『対決』でみる組織と個人の正義(2)
<ドラマのモデルは、2018年に発覚した東京医科大学などの医学部入試における不正入試問題。女子受験生の得点を一律に減点、男子受験生の得点に係数をかけて加点し、女子の合格者数を抑えていたことが判明した事件。大学側の説明では、「女性医師は結婚や出産で離職することが多く、系列病院の医師不足を避けるため」といった理由。これが個人の能力ではなく属性で差別している、女性のキャリア形成を阻んでいるとして、批判を浴びました。>
私見でいうのなら、かつて大学入試で浪人生は現役学生の合格ラインより高い点をとらなければならないなどともいわれていましたが、もしそうであっても、私は、それを差別とも思いませんでした。今も疑問は感じません。そこは、フェアをどう考えるかで変わります。
柔道、レスリングなど国際スポーツの多くは、体重での階級差をフェアと見ますが、身長やリーチなどの差までは切り捨てます。でも、そうではないものもあります。
巷では、どこでも学生割引や高齢者割引が了承されていますが、それは果たしてフェアなのでしょうか。
差別と区別、公正と平等の問題は、そう簡単に割り切れるものではないのです。
こうして、考える材料が示されることは、重要なことです。
とはいえ、このドラマ、大きなトリックがあります。最後の方で、神林に恩師が「私は人の命を救うことだけが正義だと思っていた。しかし、そんな万能なわけではない。すべての人を救うことはできない。」と従来の考えを翻し、神林の抵抗も崩れます。
ところがクライマックスの理事会では、まったく別の事件セクハラの隠蔽問題で、悪役と決めつけられた輩と閉鎖的な体制を打破する、つまり、ここで別の飛び道具、ある意味でのまやかしで片付くのです。このドラマを終結させるのに、そのように逃げたというところに限界をみた次第です。
まあ、大抵の人は、これで差別問題解消、スッキリしたエンディングとして落ち着くのでしょうか。
現場でのこの問題は、あいまいなままです。本当は、女性医師も離職せずに系列病院の医師不足部門に男性と同じだけ回るように女性医師が自ら望むように制度を整えるなど、根本の課題対策に入らないと。
いや、そのまえに医師志願者をペーパーテストの点数で選抜することがおかしいわけです。でも面接なら、こういう事件にもならなかったわけです。
今では、男性も医局からの派遣や責任の思い部門を避ける人も増えたので、そこは性差解消してきているといえば皮肉でしょうか。
でも、それは、医療崩壊にもなり、よいことだといえませんね。
問題の本質は、個人の希望と社会的使命、私と公とのあり方に関わっていくことですね。