◯映画『This is I』(6)キャストと製作陣
主人公・アイ(大西賢示)を演じたのは、数千人のオーディションから選ばれた望月春希さん。はるな愛さん本人が製作現場に立ち会い、その演技を見て、号泣したそうです。
望月さんは、男性としての肉体を持ちながら女性の心で生きる苦悩を、内面からの震えとして表現しました。手術直前の不安な表情から、術後の晴れやかな笑顔への変化、一人の人間が生まれ変わる瞬間を擬似体験させました。
斎藤工さんは、当時の医療界で狂気と呼ばれた和田医師を、究極の慈愛として演じました。
「なぜ、リスクを冒してまで手術をするのか?」
「彼らが生きるために、私が必要だからです」
テーマである人間の尊厳を象徴しています。
企画の鈴木おさむ氏は、エンターテインメントに仕立て上げました。エア・ミュージカルは、はるな愛さんの得意芸であるエアあややへのオマージュで、アイの自由な世界を表現する演出です。 現実と妄想世界が交互に現れる構成で物語の核心へと誘います。