fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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核武装論

◯核武装論

 

 まさか20年前には、私もこんなことを考えるようになるとは思いもしませんでした。

多極化が進む世界秩序において、その極になる条件として核武装が重視されてきています。

 多極型世界では、多様化社会ゆえの平等主義ではなく、独自の文明・自立した戦略、そして核兵器を備えた国だけが極になれる、とされていくようです。

 これは、まず、ロシアが、極=核武装という考えの元、NATOを脅して、ウクライナに侵攻し、さらにイスラエルも核を口にしたわけです。アメリカの相次ぐ武力行使も、核の力に支えられているのは、明らかです。イランの体制変換に核を口実にしました。そして、フランスまでも核弾頭増強を。3/2

 核兵器をもち、文明圏としても自立しているのが、極の条件を満たすとなったのです。一方、日本は、独自の文明や経済力はあるものの核をもちません。決定的な違いです。日本が、極に加わるには、核武装が必要になるとなります。

 もしかすると、高市政権の対中強硬姿勢が、国内の官僚主導体制を揺さぶり、日本の戦略的自立を促すかもしれません。台湾問題での発言は、中国の反発を招く一方、それが日本の自立を進める結果にもなるかも、です。

 となれば、アメリカの強いうちに日本は核をもつべきだとなります。地震やテロ防止などで原子力発電に反対している私なのに、この世界情勢下では、そうなるのです。

 日本が核武装すれば、朝鮮が核を持つ以上、韓国も追随するでしょう。となると、トルコやサウジアラビア、オーストラリアなども、そうなりかねません。

 この世界からの核廃絶が望ましい、それは言うまでもありません。しかし、現実には、この多極化は、核保有国を増やす方向に進んでいるのです。核保有国が核をもって覇権に踏み込みつつあるからです。安保理常任理事国が、武力行使を先駆けている、日本は、世界2位の経済大国のときも常任理事国にもなれなかったのです。それは、敗戦国であるからでなく、核をもっていなかったからと、なります。

人類の理想、そして、ノーモアヒロシマから後退しつつあるのです。