◯高齢化と安楽死問題(6)今後の日本の課題と見通し
日本では宗教的・倫理的観点から慎重論も根強く、
命の尊厳や家族・医療者への心理的負担への懸念が指摘されています。
欧州で安楽死が拡大していることへの不安もあります。
事前指示書制度やACP(アドバンス・ケア・プランニング)を
社会的に定着させることが必要です。
日本尊厳死協会などによる取り組みが進みつつありますが、
安楽死法制化には、国民の合意と慎重な制度設計が不可欠です。
死の自己決定権と生命の尊厳という二つの価値の調和を
いかに図るかが問われているのです。
今後、日本社会全体で、死に方を選ぶ自由をめぐる本格的な議論が
求められると思われるのですが、
どうも、この国では、国際的圧力どもないと、
事が進まないのですね。