◯高齢化と安楽死問題(5)日本における現状と社会的課題
日本では、安楽死に関する法制度は、整っていません。
刑法202条により、積極的安楽死や自殺ほう助は、嘱託殺人罪や自殺関与罪として処罰される前例があり、つまり、今後もその可能性があります。
耐えがたい苦痛
回復の見込みなし
本人の明確な意思
医師による適切な手段
これが、事実上の指針となっています。
しかし、多くの人が法制化に賛成しています。
NHK調査(2022年)では、約70%が、条件付き容認と回答しています。
高齢者層では、延命治療への不安から尊厳死や自己決定権への支持が強まっているということです。
この超高齢社会において、医療費や介護費の増大とともに、終末期医療の在り方は避けて通れない課題です。