油滴天目、いつみても美しく深いですね。
写真は、静嘉堂文庫美術館の入り口の熊図、チラシです。
この「馮昭儀当逸熊図」では、天保12年(1841) 前漢の元帝を救うため、勇敢な女性・馮媛(ふうえん)が脱走した熊の前に立ちはだかる場面です。熊との共存が問題となっている今、この2000年前の物語を、見直してもよいでしょう。

◯移民問題(5) 日本の教育やメディアの影響
日本の国民の大多数は、仏教または神道的な価値観を持ちつつも、宗教に対して無関心です。信仰とは距離をおくものと考える人が多いから、他の宗教への理解が進みにくいです。
そこで宗教を中心とした生活を送るイスラム教徒に対して、違和感を覚えるのです。
よく知らないことで、怖い、理解できないから、間違っていると感じてしまうのです。
人は、自分と異なる文化や価値観に対して、警戒心を抱きます。
それを乗り越えるには、どうしても、時間と相互理解が必要です。
歴史的な視点も重要です。
欧米の植民地主義の時代、イスラム圏の国々はヨーロッパ諸国の支配を受けました。
政治・経済・宗教において、大きな影響を受けました。
20世紀以降も、欧米諸国とイスラム諸国間での対立は、続いています。
その影響が、日本の教育やメディアから、
国民全体に及んでいるのです。