◯北口榛花選手のビックスロー
「シリーズ パリ五輪最前線② 世界一の“ビッグスロー”へ 女子やり投げ・北口榛花の闘い」
<日本陸上女子フィールド種目初の五輪金メダルなるか―。昨年の世界選手権も制したやり投げの北口榛花選手を取材。世界屈指の“大投てき”はどう誕生したのか。幼少期の苦悩、競技との出会い、そして“やり投げ王国”チェコに渡る決断などを紹介。オリンピックの重圧の中で目指す“世界一のビッグスロー”にかける思いと素顔に迫る。7/24クローズアップ現代>
アスリート絡みで、もう一人、北口榛花選手。
小学校でバトミントンでの全国優勝、
やり投げに転向し、高校2年で優勝、翌年、世界ユース選手権で優勝、
わずか2年でのこと、
自らを天才と思ったと、屈託なく話す。
その後、大学では、靭帯損傷などで振るわず、2016年リオ五輪に落選、
2020年、東京五輪で決勝、肉離れで最下位、
「この日に勝負できる状態でなかったことがすごく悔しいし、
もっと強くなりたいと思いました。」
大学3年で、チェコのコーチの元へ単身留学する、
その決断力、行動力を見習うことでしょう。
徹底した地道な基礎練習、「走るのが7割が走ること」とコーチ。
帰国後、いきなり、日本最高記録更新し続ける。
今年6/18 パリのダイヤモンドリーグで優勝、絶好調です。
北口選手は、飾らない、笑うのも泣くのもおやつを食べるのも。
日本を離れ、個性を感情を出してよいことを知ったと。
人前で泣くなといわれていたが、今は隠さず全部表に出そうと思っている。
敗れて泣きじゃくるー
池江璃花子選手や阿部詩選手を思い浮かべます。
日本人は感情をさらけ出さないのを美徳としてきたので、
柔道や相撲では、そのあたりを品位として問われるし、
昭和スポ根組からは、見苦しいという批判もあります。
でも、「巨人の星」は、根性と父性と友情の物語でも涙だらけでした。
栄冠も失敗も、もう個人のもので、
国や出身地のものではないとなっていくでしょう。
だから喜怒哀楽も出し切ればよいでしょう。
あなたの出した結果は、まずは、あなたのものです。