◯(56)身体と個性
舞踏から演劇、朗読、歌との発展がある一方で、
歌が最初で、そこから言語という流れもあったことでしょう。
歌うのもしゃべるのも身振り手振りも、個性のかたまりです。
そして、それを好んだり嫌ったり、憧れたり、恋したりするのも、
つまり、受け手にもまた、その個性が出るのです。
状況も大きいです。
病院で私は母の見舞いの時
小さなブラウン管テレビの
クラシックピアノの演奏に
感動しました。
むしろ、味覚や触覚と似ています。
飢えているときはどんなものもおいしい。
寒いときは、体温でも温かい。
相手によって状況によっても
変わります。
そこを超えて
客観的に評価できるのが専門家です。
ただ、音楽は、まだしも、歌は難しいものです。
評価されるものが、芸術であり、
多くの人に長く影響を与えるのです。
そして、受け継がれるのが、芸能です。