話題、6日前に戻し、続けます。
◯文明病 本を読まない症候群への考察(7)
実質、高度成長期あたりをピークに労働時間は、どんどんと減っていきました。
読めないのは労働のせい、
そう思うのは、メンタルの方からきているのでしょうか。
となれば、一種の文明病のようです。
仕事はネットで情報を動かして行うような時代となりました。
過去の労働は、読書と縁遠いモノでした。
今は、サービス業とはいえ、頭の働きも必要で、
PCなどを使うのですから、
そこに読書も含まれているともいえましょう。
いまさらですが、読書の定義とは?
「読書ができない社会なんておかしい」
いえ、読書できる社会の方が希少です。
読書できないのでなく、読書しないのです。
読書しなくても済むからです。
出世欲とか知識欲がなければ、
そもそも不要です。
仕事はマニュアルを読めば足ります。
しかし、それは、格差社会の一因ともなっています。
富裕層はともかく一代で成り上がる人は、
読書に学んでいることが多いからです。