生成AIと声の仕事の絡み,続けます。
お笑い芸人が、MC、アナウンサー、キャスター、
コメンテーター、レポーター、声優や役者にまで進出しているのは、
個人の才能、実力,つまり、お笑い芸で培った声を使う技術の高さにおいて
応用できているということです。
もちろん、声優にも万能な人も一部いますが。
つまり、実力をつけ、自分の名を挙げていく、それに尽きるのです。
生成AIが実力社会をより厳しい競争、
いや競争さえできない社会にするのです。
ただ、中途半端な実力では,使われなくなるので、
習作の時間がとれず、
その分野での新たな人材が育たないリスクがあります。
歌の,歌手の世界も、そうだったのです。
それがソロの生声でないところでの
パフォーマンス売りに変化させていった一因とも思われるのです。
コールセンターは,これまで、声の職業でまだ食べていけない人を柔軟にアルバイトで雇用し、支えてもくれていました。
しかし、今後は、人手がほとんど要らなくなるでしょう。すでに、電話対応が業務の9割から2割になり、問い合わせフォームに自動に返信メールで対応しつつあります。オペレーターの問い合わせ対応を音声認識で記録、要約してデーター化しているのです。(WBS参考10/17)
人間しかできない仕事しか残りません。それは、これまでにない問い合わせへの対応でしょうか。
となると、とんでもないクレームやカスハラまがいの言いがかりなどですか。
感情労働の激化が懸念されます。
もちろん,コールセンターに頼らずとも、企業自体で対応できるようにもなるわけです。クレーム対応できるところ以外,かなり淘汰されてきた、この業界も、存亡の危機となるでしょう。