西田敏行さんが自宅で死亡。76歳。病死とみられています。
◯声優の声の生成AI偽造問題
<権利者の許可なく生成されるAI音声や映像に対する啓発活動の一環として、声優業有志による『NOMORE無断生成AI』キャンペーンが15日から始動。
XやYouTubeで配信された短い「予告編」
【動画】声優有志により活動が始まった「NOMORE無断生成AI」キャンペーンの第0弾映像
公開された動画では、中尾隆聖氏、梶裕貴氏、福山潤氏、山寺宏一氏など、声優26名が出演。
「私の声が勝手に売られていたんです。驚きました。私達の声は商売道具で、人生そのものです。無断で使われている声を聞いて下さい。」とのメッセージ「NOMORE無断生成AI」
■私たちの定義する「無断生成AI」とは
実演家、著作権者の許諾なく、無断で追加学習、生成、公開されたAI生成物のこと。2024年10月現在の法律では「情報解析のための学習」「非享受目的の学習」は著作権法の範囲外とされていますが、追加学習は議論が分かれます。誰の声か、誰の表現かということがわかるAI生成物は、著作権だけでなく人格権にも抵触する可能性があります。
■私たちの想い
私たちがやった覚えのない朗読や歌、そして声そのものが、ネット上に公開され、時に販売されています。私たちの声は商売道具であり、人生そのものであり、共に成長してきた大切な自分自身の一部です。「この声をもっと聞きたい」と思ったファンがやってくれたことだとしても、無断で使われるのは、気持ちの良いものではありません。オタク総研10/16編纂>
◯AI音声で声優の声を商品化
<声優事務所・青二プロダクションと株式会社CoeFontは7日、AI音声技術を活用したグローバル戦略を展開するためのパートナーシップを締結したことを発表。
第1弾では、野沢雅子や銀河万丈ら青二プロダクションに所属する10人の声優が参画し、日本語で収録した音声データを、英語をはじめとする多言語のAI音声に変換し提供する予定。
多言語化対応をした高品質なAI音声を、主に音声アシスタント(ex.Amazon Alexa、Google アシスタント)、ロボット・音声ナビゲーション搭載製品(ex.Pepper、医療機器)等への提供・提案を進めていく。
アニメーション、外国語映画の吹き替えなど「演技」領域を除いた多言語化したAI音声を作成し、AI音声技術と声優の活動領域の棲み分けを行う。>
<声優の演技の領域ではない声の持つ魅力を演者の権利をしっかりと守りながら活用していくことと、青二プロの社長は、いいます。
CoeFont 代表取締役 早川尚吾のコメント 、魅力的な声の可能性を、声の権利を守りながら拡大するお手伝い。10/10オリコンニュース編纂>
この問題に関しては、アメリカのように、日本でストも議論さえ起きないのが不思議でした。
身近に迫って、ようやく動いたのでしょう。
生成AIでフェイクを見抜く技術もまた開発されていくようですが、
これもまたイタチごっこでしょう。
歴史と技術との絡みをみるまでもなく、
声を演技領域とそれ以外(素材としての生、素の声?)
に区分けすることは、難しいと思います。
多分、無理とわかりつつ、プロダクションは、警告の意味を込めて、
ワンクッションということでしょう。
むしろ、個人とプロダクションとの関係の方が複雑化しそうです。
もとより、声優は役者と同じように、
歌手のような権利ということでは、あまり守られて来ませんでした。
JASRACのようにはいかなかったのです。
印税でなく、買いとりだったのです。
プロダクションが、声優を守らない、人も育てないのなら、
その存在意味がなくなるでしょう。
で、これも追い詰められての防戦で、しかも立場が微妙です。