◯本を読まない症候群への考察
日本出版インフラセンターの調べでは、全国の書店数は2023年度10,918店、
2003年度に2万店台だったので、20年間で半減となります。
読書を月に一冊しないという人も、半数だと言います。
特に30代あたりで減っているそうです。
<月に1冊も本を読まない人が6割超に上ることが、
文化庁が17日に公表した2023年度の「国語に関する世論調査」で判明。
初めて5割を超えた。
スマートフォンやネット交流サービス(SNS)の普及が原因とみられ、
文化庁の担当者は「読書離れを顕著に示しており、
国語力の養成に影響が出かねない」と危機感を示している。9/17毎日新聞編纂>
「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」
このタイトルの本がよく売れているそうです。
話のタネになるかと思いましたが、
速読で戻してしまいました。
なぜ,この本を買わず,ちゃんと読まないのか、
この行動で、このテーマに答えられるかも
と思いました。
むしろ、この本を買うのは、どういう人なのでしょうか。
「働いていて本の読めない人」は、買わないのでしょう。
でも、そのなかには、この本だけは買う人もいそうです。
本を読んだ方がよいと思いつつ,
読まないことを働くことのせいにしたい、
その論拠を見つけたい人にはよさそうです。
どちらかというと、メンタル的に弱いまじめな人です。
ダイエットするのに、運動や食事制限をせず、
今の生活を肯定する言説を見つけようとするタイプでしょうか。
で、本を読めない人は、働きのせい?
そこに大いに疑問を持ちました。
ぱっと見、このテーマ自体には、この本は答えていない、
ゆえに買うことにならなかったのです。
というか、
元々、新しいものや話題のものには飛びつかない性分です。
しばらく、このテーマ、
思いつくままに
まとまりなくなりそうですが、
どうなるのか試してみます。