パリ五輪閉幕。かつてないほどアスリートへの誹謗中傷#が頻発した大会でもありました。
◯Xで謝罪のフリーアナウンサーの川口ゆりさん#契約解除。
感情という共感=同調圧力でなく、理性と法で対応せよ
という主旨で、続けていますが、
事例が多くて、異常事態です。
<#川口アナのポスト
《ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど》
《夏場の男性の匂いや不摂生してる方特有の体臭が苦手すぎる。
常に清潔な状態でいたいので1日数回シャワー、汗拭きシート、制汗剤においては一年中使うのだけど、多くの男性がそれくらいであってほしい…》
男性に特定したことから、差別との批判の声が相次ぐ。
川口アナは続くポストで
《一日に何度もシャワーに入れない人もいると非難の言葉を沢山貰いますが、そういう話をしてるのではなく》と反論、続けて、真意を説明した。
《気付かぬうちに不快にさせることが誰しもあるから、できる範囲で清潔感を保つことが大事。特にこんな酷暑なら過剰に気をつけるくらいでもおかしくない。その例えがシャワーという話をしているのです》
この反論で、さらに炎上。
川口アナは、削除し、謝罪した。
<《この度は私の不用意な発言で不快にさせ、傷つけてしまった方が多くいたこと、大変反省しております。言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした。以後、言葉で誰かを傷つけてしまうことがないように精進してまいります。本当に申し訳ございませんでした》
男性が女性より臭うということでは、女性より対策していないのは、確かで、
だから対策しろというのには、賛成しませんが、それだけのことでは?
以前、男性のアーティストや店が客に同じようなことを呼びかけていたので、とりあげましたね。今回のは、男性としたことが問題と、、。
「事情ある人にはごめんなさい」と配慮しても、
真意の説明で、「誰しも」と、つまり、男性に限らず、
と受け取れるのにも、関わらず、
そこで反論された、で、さらに感情的になる、
何を言おうと、言葉での説明など受け付けず、
全部削除して謝罪しないと収まらない
処罰感情、での共感の輪、での圧力。
そこは自由な言論空間でのこと、としても、
それを間に受け、
「異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為」
と断罪、すぐに契約解除を公開するプロダクション、
しかも、揃って、同じ文面。
「異性の名誉」
私は、異性ですが、名誉毀損?
属性で、この場合、男性は体臭が匂うというステレオタイプの偏見が、
差別にあたるということらしいですが、
これが、人種、民族、特定のグループなど、
あるいは、個人を名指しならわかるのですが、
自分がスメハラに感じた多くの例が、すべてが男性なら、
男性にお願い、という投稿が、差別となるのか、
さらに契約解除までの内容とされるものか、
大いに疑問です。
私には、言葉狩り、真意や文脈を追わず、その言葉が記されただけでの、
保身のための自主規制にしか思えんのです。
ハラスメント防止の講師というのなら、
スメハラと差別、その問題に一石、投じたとみて、
もう少し議論を深められないものでしょうか。
ともかく、炎上で、一発アウトのことなかれ主義、即日処分。
そうしないと会社の方が叩かれるから、
それを避けるための感情的対応。
こういう事態で、前例がつくられていくのに、
なんとも思わない理性の麻痺の一例でしょうか。
スメハラでの異性、となると、これまで逆差別され続けたおじさん?
への差別として取り上げられた新しい例かもしれませんが、
清潔を望む人がそうあってほしいと願って投じただけで、
そうでなくてはいけない、そうするべきと言っているのでもない。
こんなもので契約解除なら、それこそ法に訴えないと
おかしくなるだけでしょう。
ただ、世論がこれでは、法で勝っても、仕事はできないでしょう。
お互いに自分の意見を述べ合い、相手の立場にも配慮していく
民主主義も自由、公平、平等もあったもんでないでしょう。
その会社の言い分として、
<当社では、言葉は誰かを傷つけるためにあるものではなく、
勇気づけたり愛を語るためにあるものと考えており>とあります。
言葉は、発した以上、どこかで誰かを傷つけてしまうものでもあり、
勇気づけたり愛を語るためにあるなどという甘っちょろい理想で
使われているものではない。
むしろ、そういう言葉しか使えなくなる世の中こそ、
とんでもないものでしょう。
という想像力もなく、わざわざ、ここで、こう言えてしまう会社が、
ことばを扱う仕事をマネジメントしているですか。
傷ついたのは、男性一般なのか、川口さんなのか、明らかでしょう。
こんなことで動くほど、世の中、
おかしくなっていることを伝えておくとします。
<川口アナの所属事務所が公式サイトで契約解消を発表。
《当社は、2024年8月10日(土)をもって、川口ゆりとのアナウンス事務所VOICE所属契約を解消いたしましたのでご報告申し上げます》《川口氏はXに於いて、異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められたことから、当社はアナウンス事務所として、所属契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました》《当社では、言葉は誰かを傷つけるためにあるものではなく、勇気づけたり愛を語るためにあるものと考えており、言葉を扱う仕事に携わる者としてはあってはならず、大変心苦しく考えております》
ビジネス研修や講演を手がける「青山プロダクション」も同日に契約解除。
《弊社は、2024年8月10日(土)をもって提携講師である川口ゆりとの所属契約を解消いたしました》《ハラスメント防止研修講師として複数回依頼いたしましたが本人による異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められ、契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました》 女性自身8/12編纂>
<女子ブレイキンに出場したオーストラリア代表選手レイチェル・ガン(ダンサー名、Raygun)だ。ユニホームが“クロネコヤマトの配達員”に似ているとして日本でも注目を集めたが、そのパフォーマンスが、激しい批判に晒された。>
これも、くだらなすぎるので、引用もやめます。