立秋ですね。
共感での考察とリンクする騒動が出ましたので、挟み込みます。
◯フワちゃん不適切投稿にみる共感という魔物
タレントのフワちゃんが、お笑い芸人のやす子にX上での暴言で大炎上した件です。
<フワちゃんは、やす子が2日にXに投稿した
〈やす子 生きてるだけで偉いので皆優勝でーす〉という投稿に
〈おまえは偉くないので、死んでくださーい 予選敗退でーす〉とリポスト。
やす子は〈とっても悲しい〉と反応。
フワちゃんは、投稿を削除し、
〈本当にすみません 今ここで皆さんに報告することではないのですが、言っちゃいけないこと言って、傷つけてしまいました ご本人に直接謝ります〉
などと謝罪した。>
これは、フワちゃんが、やす子さんの投稿をみて、いい子ぶってるようなので、ちゃかそうと、言葉遊び的に、
「偉い、生きてる、優勝」に反対語で、
「偉くない、死んで、予選敗退」をおき、
「オリンピック選手」に、「やす子」を対比させて、
文案をつくったのでしょう。パロディネタのように。
たぶん、さして悪意もなかったでしょう。
仮に悪意がどんなにあっても、公にしない限り、問題になりません。
しかし、悪意がまったくなくとも、死ね、というのは、お笑いであろうとも、今では、誹謗中傷でも伏せるほど、タブーです。
そんなことを知らないわけではないでしょうから、
どうしても、「生きてるだけでー」に対比させたい気持ちが、
一線を越えたのでしょう。
マスコミもこのくらいのあたりまえ程度の分析はしろよー
でも、叩きたいんでしょうね。感情です。
そして、フワちゃんは、自分がつくった文案の全体の意味、
その影響をよく考えずに投じてしまったゆえの、大炎上に。
フワちゃんらしい、で、すまされない、し、そうなったのですが、、。
そもそも、YouTuberで出てきたフワちゃんですから、弘法にも筆の誤り、いや、猿も木から落ちる、河童の川流れ、天狗の飛び損ない、がいいか、
でしょう。(ちなみに、フワちゃんのフワは、不破の本名からです。)
私が注目していたのは、YouTuberこそ、もっとも共感を元に支持されるタレントだからです。歌手や俳優でも知識人でも元アスリートでもない、そういう存在だからでした。
ある意味、既成の権威にとらわれず、モノを言える新しい勢力でもあったし、彼女はルール破りや暴言めいたことをその立場ゆえか許容されてきたからです。
今回、そこへの反発も輪をかけたといえましょう。
それゆえ、自衛隊出身で何でも応じてがんばる、
使いやすくて売れてきた苦労人、
そういうやす子さんとは、対照的な存在でもあったのです。
そして、この投稿での世の中の反応、
視聴者からの出演番組アカウントへのクレーム殺到、とか。
メディアの対応も、
いわゆる手のひら返し、出禁や放送中止など。
これこそ、情報化社会の民主主義!
などといえるのでしょうか。
フワちゃんに同情したり擁護すると、
それだけで叩かれていますね、
いや、事実、そうした魔女狩りのようなことが
平然と行われていて、
恐ろしいのは、そちらの方でしょう。
体操の宮本選手#の件でも述べましたが、
この国の軍隊、体育会的体質は、
それをもっとも嫌うであろう主婦、女性や若い人にも
延々と底流で継承されています。
いざ、ことが起こると、有無も言わさず、
「正義」の名の下、同調圧力が働いて、厳罰、
鉄槌が下されるのです。
そして、異論も排除に。
ただ、感情だけで鬱憤はらしのように、
一色に染まるんだなあ。
そりゃ、「死んでくださーい」は、酷いというのは、正義だけど、
その失言ひと言で、人間性とか生き方までわかるの?
少しはプロセスとかも配慮していいんじゃないの?
オリンピックでも、メダルでなく内容だろうし、
なぜメダルとれなくて、誹謗中傷されねばならんの?
やす子さんも、一所懸命の選手に「皆優勝」って、言ってるのに、、、。
そして、
この日本はよくも悪くも、
この日本らしさから、抜けられないし、
安全で親切で平和で美しい国なんですね。
#宮本選手