◯聞き取り力低下の原因
アンケート等の調査、脳波の解析結果など、いろんな報告が出ていますが、
この分野に限りませんが、いつも片手落ちに思えてならないことが多いです。
まずは、注意力・集中力のようなこととの関係から調べることだと思います。
相手の話をよく聞くように育てられた、そういう習慣がある人と、そうでない人とは、大きく違います。
また、話を聞かないと不利益を被ってしまうような条件と、話を聞こうが聞くまいが、どうでもいいような条件では、全く違います。
少なくとも、昔は、そうした面でのしつけがきちんとしており、家庭や学校でも人の話を聞くということが重視されていました。また、話を聞き漏らすことでの本人の被る不利益も大きかったと思われます。
今は、特に日本では、人の言葉をきちんと聞かなくても、何とかなります。スマホなどで確認できることも増えました。
全く環境が違うなかで、この辺の調査データというのは、どのぐらいの意味があるのだろうと思います。
調査するのはよいのですが、そこだけで分析してはいけないということです。
#聞き取り困難症(LiD)
#<子どもの約1%に、聴力検査では異常がないのに、聞き取れない、聞き間違いが多いといった「聞き取り困難症(LiD)」の症状があることが、日本医療研究開発機構(AMED)研究班の調査でわかった。
LiDは、耳から入った音の情報を脳で処理して理解する際に、なんらかの障害が生じると考えられている。単語が言葉として入ってこない、耳で聞いただけでは理解できないといった症状がある。騒がしい場所や複数での会話、電話、接客、授業といった場面で自覚しやすい。
研究班は2021~22年、関西の小・中・高校9校に通う計4350人の子どもと、その保護者を対象にアンケートを実施。その結果、LiDの症状を自覚する頻度が
「若干高い」は12・4%、「中程度」は2・8%、「かなり高い」は0・8%だった。
学年が上がるにつれ割合が高くなる一方で、保護者は症状を過小報告する傾向にあり、周囲が気づきにくい構造も明らかとなった。
さらに、保護者の10%が子どもに発達上の問題があると回答し、LiDの症状が重いほど発達問題のスコアも高い傾向がみられた。LiDを自覚する人の34%にADHD(注意欠如・多動症)があるという国内の先行研究もある。
研究責任者の阪本浩一・大阪公立大准教授(耳鼻咽喉科)は「少なくとも症状の頻度がかなり高い0・8%はLiDと診断される可能性が高い。聞き取りに困難があると、子どもの学習や言語習得に悪影響を及ぼす可能性があり、早期に診断を受け、対策を取ることが必要だ」と話す。朝日新聞12/3編纂>