◯我が子のように他人を思えたら
<全盲の人たらしFBI捜査官福山雅治さんと孤高の刑事大泉洋さんが“無敵のバディ”の日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』>
先週の第6話から。(5/28TBS)
今回は、親ガチャを理由に逆恨みする犯人に、
天下りに忖度の構造から、
家族、誘拐されたのは、実は養子の娘、
まで絡めて、
「人生はガチャの連続」と。
他人の人生と比べないこと。
福山さんのセリフ
「どれだけ幸福度を高められるかは、その人自身の考え方にもっとも影響される、
努力に比例して向上することがわかっています。」
「彼女は、彼女の人生を全うしているだけです」
NYの地下鉄でホームから落ちて、間一髪、助けてもらった相手に、
理由を聞いたら、「わからない」と言われたことを、例に出して、
「本当の親子だとか家族だとか、そんなこと、どうでもいいんです。
人が人を思う気持ちに、理由など、ありません。」
<脚本は『グランメゾン東京』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『マイファミリー』などの黒岩勉氏。毎回、今の時代を反映させた事件になっている。>
今回は、立てこもりで、まさに現実に長野で事件があったばかりだったので、
冒頭と最後に、お断りとご冥福のテロップが出ました。
私のつけた小見出しのように、
誰もが、我が子と分け隔てなく、遠いところの人々のことも思いやることができれば、世界はとても平和になるのに。
今すぐにでも、できそうなことなのに。
そんなことは、皆、わかってもいるのに。
富の配分さえまともに行えば、
昔のように飢えて奪い合わなければならような食料不足でもないのに。
何のために戦う必要があるのか。
守るために攻める、
いつも、その大義名分で、正義の名で戦争が行われる。
自分が、あるいは、
我が子や家族や自分のまわりの人と、
幸せになりたいと思うあまり、
その欲が増長し、権力欲、支配欲、独占欲となり、
そうでない人たちを差別し、敵視して、悲劇に導くことが、
繰り返され、止むことがない世界、それが、人類史なのです。