fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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齢の差解消の時代

「とはいえ、一方では、高齢化社会の情報過多社会で、世代も地域も越え、共通の理解もできてきているようです。」と述べました。2/13

ちょうど、消齢化#の記事を読んでいたので、言及してしまったのでしょう。

 

◯世代差

先述した若い世代の、気遣いというのは、高齢者の世代が、立ち入りすぎたのとは、違います。

彼らは、言い過ぎ、対立して、「あいつはバカだ」「あいつは嫌いだ」で、切り捨てたりもしました。なんせ数の多い世代は、人間さえ使い捨てていたのです。

その点、その上の世代は、まだ育てようとか後世のためにと深く考える人がいました。それなりの地位にいる人がいて、フォローできたというほうがよいでしょう。敗戦で人も物も希少価値だったこともあるし、後世を考える想いが強かったのです。

それが団塊の世代以降、忖度する取り巻きしか出世しなくなりました。自発的隷属という、戦後の日本のアメリカへの態度を保持して説明責任もまた回避してきた、そうした生き方を選択した影響だったのかもしれません。

 

かつて、全共闘世代は、「真っ赤なリンゴ」と揶揄されました。、表面はアカかかっても、一皮むけば真っ白ということです。アカとは、共産主義です。

彼らは、卒業すると、企業社会に同化していきました。

「鬼畜米英」から、「ウェルカム、マッカーサー、サンキュー、ルメイ#」で、アメリカの文化、思想、体制を好んで受け入れたのです。もち、今も続いていますし、日本だけではないとはいえ、、。

ご興味のある方は、私の「団塊世代論」をお探しください。

 

 

#ルメイ

<東京大空襲や原爆投下を行った部隊の指揮官。無差別爆撃での日本焦土作戦により、日本側から「鬼畜ルメイ」「皆殺しのルメイ」と渾名された。1964年12月7日に返還された入間基地で、勲一等旭日大綬章を授与。日本の航空自衛隊育成に協力があったためで、推薦は小泉純也防衛庁長官椎名悦三郎外務大臣の連名。小泉は「功績と戦時の事情は別個に考えるもの。原爆投下はトルーマン大統領が直接指揮した。」と説明。勲一等の授与は天皇が直接手渡す「親授」が通例であるが、昭和天皇はこれを行わなかった。(Wikipedia抜粋)>

 

#消齢化

<人口減と少子高齢化が進み、平均年齢は50歳近く、成人人口をみても40代以上が全体の7割を超えている。人口という量的な要因だけでなく、価値感の変化も大きい。

博報堂生活総合研究所は、「消齢化」という新たな社会像を提示した。

366項目のうち、年代による差が大きくなったのは7項目で、小さくなっているのが70項目と10倍もあった。20~60代の間では価値観や消費志向の差が消えた。

戦前生まれに多かった「~すべき」という家族や社会的、伝統的な価値観を重んじる人が減少したこと。そしてデジタル化が広がり、世代を超えて「やれる」ことが増えた影響も大きい。

さらに「20~60代も低成長の30年間を経験し、行動や思考が共通化してきた。

大阪大学大学院の吉川徹教授は「18歳の大学進学率は親の世代と変わらない。平均身長も同じ。停滞した日本を生きてきて、異なる価値観の衝突は少なくなった」とみる。

売り上げが安定しているビジネスは縦型に強い。ユニクロマクドナルドなど10代から70代まで普通に利用する。2/11日経新聞抜粋>