◯議論の心得
日本人は総じて議論が苦手です。慣れていないし、議論すること自体を好まない傾向があります。
議論には、論点が必要です。
覚えておいてほしいことは、論じるまえに、論点を増やしていくことを考えることです。
それには、とても想像力が要るのです。
違う視点からみる必要があるからです。
自分に都合のよい過去の理論、理解、経験だけで、ごり押ししてはなりません。
これまでと違う形でもあり得るということを、いつも心しておくことです。
常に新しい視点を得ようと努めることです。
それは、異質な人の意見を歓迎する態度となり、度量ともなります。
コミュニケーションの根本は、他の考えを受容できるような知識、教養を持とうと絶えず自分をステップアップしていることなのです。
◯思考訓練を課す
現実的には、日本的な同調圧力のなかでは、立場上、自分の考えをはっきりといえないことも多いでしょう。そんなときこそ、自分自身できちんと論理的に理論構築しておくとよいでしょう。言わなくとも、それはできます。いや、だからこそ、思考訓練や正論、別案など、しっかりとまとめておくことです。
思いのままにならないほど、その悔しさや怒りは、自らの成長のエネルギーとなります。
次の機会への修練となるでしょう。
ケーススタディは、あらゆるところにあります。
めんどうでしょうが、めんどうなものほど、その機会をありがたく捉え、徹底的に活かすように考えましょう。
まして、自分に関わることであれば、いうまでもありません。これをおろそかにしてしまうと、何度も似たようなことに出会い、抜け出すことができなくなりかねません。
◯多くの異質体験を
嫌な奴とか自分を否定してくるような意見に出会ったら、大チャンスと捉えましょう。
もし、それがないのなら、偉くなった、のでなく、成長できなくなったということです。多くの場合、人から見切られているだけのことです。
ハイレベルの人は、一見、本業などと何の関連もないようなことや人に広く、深く関わっていることが多いです。それは、結果として、そこで学びつづけることで、ステップアップをしているからです。
本日は、ちょいと、いいこと書いたつもりです。