fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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人を動かす ベイズ推定

いよいよ、スペイン戦ですね。考えてみると、2試合での期待を3試合めにピークともっていくことになったわけです。朝の4時など、なかなかみることができませんが、観る人は増えるでしょうね。楽しみです。

 

◯人を動かす

人の心を動かすのは、体験とストーリーです。その人の体験のなかにあるもの、信じていることが何かが、決め手です。

事実ということだけでは、なかなか人の考えまで変えられないのです。どんなにデータ分析や統計学の手法がわかって、それ自体を伝えても、大した影響は与えないことが多いのです。

だから、ドキュメンタリーだけでなく、小説や映画、演劇など、ドラマが手段として選ばれるのです。

 

エビデンスの使われ方

人は、自分が持っている知識をもとに、エビデンスを評価します。ですから、知らずと自分の考えに合うものを取り入れます。これは当たり前であって、自分の考えに合わないエビデンスにいちいち、囚われていたら、わけがわからなくなります。

自分の意見のそぐわないことを突きつけられても、考えを変えないのは、当然です。その方が何事にも、合理的で効率的だからです。

 

◯信じる

何が出てきても、人は、事前に持っている意見や考えと比較して、評価するわけです。誰でも、自分が信じたい事実を裏付ける証拠の方を信じるものです。

いうことでは、分析力や論理的な思考のある人の方が、バイアスにかかりやすいということです。そういう人たちが研究をして、エビデンスを出すので、なおさら、エビデンスに歪みがかかりかねないのです。

このあたり、ベイズ推定といいます。

 

 

#ベイズの法則

トーマス・ベイズ(c. 1701–1761)

ベイズ・プライスの定理とは、ある事象に関連する可能性のある条件についての事前の知識に基づいて、その事象の確率を記述するものである。

例えば、ある年齢の個人のリスクを、単にその個人が集団全体の典型的な例であると仮定するよりも、(年齢を条件として)より正確に評価することができる。

 

ベイズ推定 ベイズの定理と組み合わせて確率的推論を行う方法がラプラスによって始められ、ベイズ統計学となった。事象の確率という考え方を採用する特徴がある。迷惑メールのフィルタリングなどにも利用されている。

 

ベイズ統計学では、事象の確率という考え方で、必ずしも頻度には基づかない確率を「確率」と見なす。また、事前確率及び尤度を仮定した下で事後確率を与える、という相対的なメカニズムを主張している。したがって事後確率の計算結果の信憑性や有用性は、事前分布と尤度の設定にかかってしまう。これは、不確実性を含む問題を人によって異なる確率を用いて定式化することを許容する主観確率 という立場をとっているからで、まだ解析対象となっていない問題へのアプローチを可能にする一方で、確率の決め方について客観性に欠ける批判もある。>(Wikipedia編纂)