昨日のつづきから
◯老舗企業の廃業
2022年に創業から100年を超える老舗企業は、全国で4万769社だそうです。
赤い缶入りのキャンディー「サクマ式ドロップス#」の佐久間製菓は、来年1月に廃業するとしました。(11/9)
<#サクマドロップは、114年の歴史を持ち、アニメ「火垂(ほた)るの墓」にも登場する。
佐久間惣治郎は、英国の輸入ドロップから、独自の製法「サクマ式製法」で、初の国産ドロップを明治41年(1908年)発売しました。
サクマ式ドロップスのマークは、三本の菱形の線に囲まれたヨットです。
ヨットは貿易船を、菱形の三本の線は、日本の三大港(横浜・神戸・長崎)で、そこから海外へという気概を示したそうです。>
最低時給の上がるのはよいことと言いましたが、(11/8)
最低賃金が上がると、よいことばかりではありません。
◯最低賃金upでの問題
人件費が増えるので経営状態が悪くなって、店や会社が潰れます。ギリギリの人件費でまかなっているところは、人を雇えません。
ロボットや機械の導入が進み、レジも無人化されていくでしょう。
そのことで生産性が高くなります。その投資ができないところは、商売をやめてしまうわけです。
で、雇用が失われるのです。
◯学びのキャリアを
IT化で、好きな時間だけ稼げるような仕事が、増えてきました。ただ、非正規雇用と同じことで、細分化されて提供されると、困窮を凌ぐにはよいかもしれませんが、キャリアにはなりにくいです。全体的な視野での把握がしにくいからです。
いや、芸と同じで、本人しだいでしょうが。
好きで楽なことだけを追いかけていると、嫌いできついことを続けている人に敵わなくなることもあります。逆もあります。
日々、どう学んでいるか、やはり、本人しだいです。
◯職人と家族経営
職人の商売は、儲かりませんが、なんとかなるものです。
経費が少なく、借金がない場合ですが。
家族経営の小さなお店では、若い人を雇えません。
チェーン店のように、バイトが集まらないとか人件費高騰で経営が成り立たないことにはなりにくいです。
そこは、自営業者の強みです。
自分だけで、自営できれば、自衛できます!
◯変わり者で凌ぐ
さて、組織で人間関係をうまくやっていくには、別のパターンもあります。
そこの人間関係に捉われずに、コツコツと自分の職人力をつけていくことです。
変わり者だからと放っておかれるのも、一つのスタンスです。
そういう人が、後世に残る独創的な仕事をするのですね。
先述した青春引きこもり有名人を見てもわかりますね。(10/28 ◯声でみる性格診断 参照)
スマホは使えてもパソコンを使えない人は、役立たないようにみえます。
でも、どちらも使えない人のなかに、すごいという人もいるのです。
昆虫博士とか、科学好きとか、、、。
もちろん、ダメなだけの人もいますが。