全国でのネットいじめ、21,900件、過去最多です。
不登校は、小中学校で24万人、10年で倍増です。(2021年文科省調査)
◯いじめ問題
「いじめられた」と言う人がいても、「いじめた」と言う人はいません。
自覚や罪悪感がないまま、いつの間にか、限度を超えてしまったりするのです。
教育者のほうも、「放置した」とならないために、「知らなかった」と言います。学校も先生も、証拠でもない限り、認められないわけです。
確かに、グレーゾーンが広すぎて、把握するのも難しいところもあります。
親も地域も投げ出したものを、学校の先生に責任というのも、異常です。
特に、同調圧力の強い日本では、同質性を求め、異質なものを排除しようという力が、過度に働くのです。
NOと言えない日本を見て、育ってきているから、国の過ちでもあります。
でも、国が誤っていたとしても、そこに靡くのも情けないことです。
それを知っているから、石原慎太郎氏などの人気も高かったのでしょう。
◯クローズしないこと
イジメが起こるのは、逃げ場がないところです。
日本以外でも寄宿舎などでは、イジメが伝統のように継承されいたりします。
仲間内でクローズにされたなかでは、差異を見つけては、いじめの要因にするからです。
貧乏、デブ、とろい、怒らない奴など、なんでもよいのです、容姿や言葉以外にも、、。
差異がみられないと、今度はそれをつくりだすのです。そして、いじめが起こるのは、世界中、同じです。
この場合、対策は、閉じた世界を開くこと、
それができなければ、その関係そのものから逃れることです。
どちらもできない学校やSNSでのクローズな世界が、その温床となるのです。