<文部科学省は、2021年度実施した「問題行動・不登校調査」の結果を公表。「不登校」と判断された小中学生は24万4940人、いじめの認知件数は61万5351件。過去最多。10/27>
先に続きから、
◯声でのAI認知症診断
先日、NHKのニュースで、電話による認知症のAI診断がありました。「本日の日付と曜日、年齢」を入れるだけで、脳の健康チェックの結果が出ます。声のトーン、大きさ、スピードの変化など千余りの要素を分析しているそうです。https://kps.ms/JoXXEfP
認知機能の低下を、90%以上の確率で診断できるといいます。正確には、認知機能の状態を知ることができるということです。
血圧の測定と並んで、使用しているところがあります。心配があっても相談しにくい人に、役立っているそうです。
三宅アナウンサーが、試したところ、「認知機能は良好です」と出ました。
ついでに、歩き方から、研究しているところの例も出ました。
0120-46-8354 で、2023年3月末まで、フリーダイヤルです。(10/21NHKニュース)
◯声のAI診断は、血液検査のようになるのか
BS世界のドキュメンタリー「ファーストインプレッション」でも声の中に含まれている情報で、あらゆることが検査できる未来像を描いていました。(BS101 9/29)
これからは血液や遺伝子のように、声の状態でその人の病気が確定されるような番組がありました。確かに、1つのデーターとしてヒントになるとは思います。しかし、それだけでわかるということは、いくらビックデータを元にしても、かなり大雑把なことなのです。
「AIだったらわかるが、人間の耳ではわからない。」
そんなことはないのです。むしろ、人間の耳というのは、かなり緻密なところまで分析できます。
まして、そうしたトレーニングを積んだ人であればなおさらですが、残念ながら、そういうトレーナーは、ほとんど、いないのです。むしろ、社会的な経験が豊かな人の方が、わかるかもしれません。カウンセラーや人事の面接官、保健室の保健師さんなどです。
こういう診断で、私がいつも懸念するのは、なぜ正常な時とのデータを比較しないのかということです。声に関しては、かなりの個人差もあり、また演出、脚色めいたこともできるために、ビフォーアフターを比べることこそが重要です。
何かしらの変化が、起きたときに、何が変わったのかが大切なのです。
◯声でみる性格診断
精神的心理的な障害や葛藤を抱えている人、あるいは、大人になる前に引きこもりや不登校児などで声を出さなかった人は、大人になって社会復帰しても、その喋り方や声に独特のクセがみられることが多いです。
お笑いの芸人さんや学者にも多いです。
ジャングルポケットの斉藤慎二、千原ジュニア、太田光、IKKO、JOY、宮本亜門、眞鍋かをり、指原莉乃、前田敦子、品川佑、中川翔子、マツコ・デラックスさんなど。
これは欠点ではありません。内向的な性格がプラスに作用して、社会で活躍する人が少なくないのです。その声は、なかなか個性的であって、直す必要はないのです。
なかには、自分の声を気にしている人もいます。機能的な面で劣る場合は、滑舌や発音を練習すればよいだけです。
声のくせにあたる音色そのものやしゃべり方に関して、変えたければ、発声、共鳴の問題なので、専門的なトレーニングや声楽などを習ってみるとよいでしょう。