fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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感性 芸術の鑑賞 岡本太郎氏 ルンバ

◯ルンバ買収☆

Amazonが、iRobotを買収、約17億ドル(約2,285億円)。8/5

2002年にルンバが出て、何台が使ってきました。Amazonは、Fireタブレット、Fire TV、Kindle、Echo、セキュリティカメラRingなどのDeviceを展開、2021年には家庭用ロボット「Astro」も発表しています。

センサー技術の発達には、とても興味があります。それは五感、感性と結びつくからです。

ドローンと同じく、ロボット技術は、戦争とも結びつき、最初は、iRobotも軍事技術の転用をいろいろと言われていました。でも、災害での活躍など、自衛隊のように身近に信用を得るようになってきたのですね。

 

インターネットもですが、その登場時を知る人と、すでに生まれた時からあたりまえのようにある人とは、思考の枠組みも感性も異なります。

そこは、お互いに想像力と勉強で補っていきたいものです。

 

岡本太郎さんの感性論

<感性をみがくという言葉、おかしいと思うんだ。

感性というのは、誰にでも、瞬時にわき起こるものだ。

感性だけ鋭くして、みがきたいと思ってもだめだね。

自分自身をいろんな条件にぶっつけることによって、

はじめて自分全体の中に燃えあがり、広がるものが感性だよ。>

 

◯芸能と芸術の鑑賞

芸能には技がいるが、芸術には技は必要ないという人もいます。

芸術が教育可能かどうかということも難題です。

美術や音楽などは、どこまで教えられるのでしょうか。

どこが芸能で、どこが芸術でしょう。

 

それは、よい作品とか優れた作品が、

どういうものかということによります。

 

私には、それは、接する人の心を動かすもの、

自分の生き様に影響を及ぼすものです。

必ずしも感動というものでは、くくれないのです。

 

日本人は、学ぶのが好きなので、オーディオガイドをつけて

絵を見たり、ガイドブックを買ったりします。

知識や技術は、鑑賞の助けにはなりますが、

だからといって、心が動かされるようにはなりません。

邪魔になることも多々あるのです。

 

大切なのは作品を見るのではなく、自分の心の中を覗くことです。

何か軋轢が生じ、自分が壊れそうになるくらいの、生の手触りがないと、

感性などが働いたとはいえません。

塊が動き出して、全身に感じるということです。

人生で、そういう瞬が、どのくらいあったでしょうか。